
宮古島(沖縄県)VOL.8 (2010.6.1)
〜美しいブルーの海と白いサンゴ礁に囲まれた神秘の島〜
沖縄本島から南西におよそ300キロメートル、太平洋と東シナ海の間に浮かぶ宮古島。周囲に浮かぶ池間島、大神島、伊良部島、下地島、来間島、多良間島、水納島を合わせた大小8つの島で構成される宮古諸島の中で一番大きな島です。地図で見ると直角三角形のような形をしており、島の北方に浮かぶ池間島とは池間大橋(全長1425メートル)で、南西にある来間島とは来間大橋(全長1690メートル)でつながっています。海上に掛かる2つの長い橋は、「まるで青い海の上をすべっているように感じられる」と島内でも大人気のドライブコースです。
"宮古ブルー"の海と白い砂浜に彩られたビーチ
宮古島はサンゴや貝殻などが堆積した石灰岩からできており、最も高い横竹山地でも標高114メートルとほぼ平坦な地形をしています。「宮古ブルー」とも呼ばれる青のグラデーションが織りなす美しい海は、訪れる人々の心を魅了してやみません。隆起サンゴ礁でできた巨岩の洞窟やサラサラの白い砂浜が広がる「砂山ビーチ」、来間島の正面に“東洋一の白い砂浜”と称される7キロメートルもの砂浜が続く「前浜ビーチ」など、海水浴やマリンスポーツが楽しめる白い砂浜のビーチも島の各地に点在。島の東側にある「吉野海岸」や「新城海岸」は南国の海独特のカラフルな熱帯魚たちと出会えるシューノーケリングスポットとしても人気があります。
巨大なサンゴ礁群が広がる「八重干潮」
隆起サンゴ礁が作る複雑な地形によって様々な表情を持つ宮古の海。中でも池間島の北側5〜22キロメートルの海域に広がる日本屈指の巨大サンゴ礁群「八重干潮(やびじ)」は、南の海を愛するダイバーたちの憧れのスポットのひとつ。大小100以上ものサンゴ礁が連なり、その面積が宮古島の1/10ほどとも言われます。大潮の干潮時なると、宮古島の1/3ほどの面積のサンゴ礁群が海上に現われるため、「幻の大陸」とも呼ばれているそうです。
水深1メートルほどの浅瀬で楽しむシュノーケリングから水深5〜20メートルで味わう本格的なダイビングまで、目的や経験によって様々な楽しみ方ができる魅惑的な海を満喫してみてください。海の中に太陽の光が差し込み、青く輝く洞窟内でのダイビングは心が震えるほどに神秘的で、無数の小魚の群れや大きな魚の影が目の前を横切る時の感動は、忘れがたい体験になるのではないでしょうか。
見どころ盛りだくさんの宮古島観光
南国の島特有の豊かな自然が広がる宮古島には、一度は目にしたい景勝地や自然を生かした観光施設がいくつもあり、島を満喫するには2泊3日でも足りないほど。島の最東端に細長く伸びた岬「東平安名崎」も東シナ海を見渡す絶景ポイント。先端には白亜の灯台が立ち、遊歩道の周囲をテッポウユリなどが彩ります。入り江と外海が混在する天然の地形を生かしたテーマパーク「イムギャーマリンガーデン」には石造りの遊歩道が伸びており、散策しながら入り江を泳ぐ熱帯魚などを眺めることも。

中世ドイツの面影を漂わせるテーマパークも
宮古島にはちょっと不思議な観光施設もあります。それは中世ドイツの古城がそびえる美しいテーマパーク「うえのドイツ文化村」。これは、明治時代にドイツの商船が宮古島沖で沈没した際、宮古島の人々が乗組員たちを救助したことを記念して造られたドイツと宮古島の友好のシンボルだそう。ライン川ほどりに建つ古城・マルクスブルク城を再現した博愛記念館を中心に、ドイツのメルヘンの世界が広がるキンダーハウス、ドイツビールなどが味わえるレストランなど、ドイツ文化の香りが漂うテーマパークです。ドイツ分断の歴史を物語る「ベルリンの壁」の一部も展示されています。
宮古の自然と文化が生んだ特産品
宮古島を訪れたら、命を育む豊かな海と大地から生まれた数々の特産品もしっかりチェックしましょう。海の風味とプチプチした食感が味わえる海ブドウ、歯ごたえのあるシャコ貝やイセエビなどの海の幸、島で採れるサトウキビから作られる黒糖、ウコンやアロエベラといった健康食品も。世界一ミネラル分が多いことで知られる海塩「雪塩」の製塩所では工場見学も可能とか。宮古島だけでなく、周囲に浮かぶ島々にもそれぞれに見どころがあります。手つかずの自然や昔ながらの素朴な暮らしが残る島へ渡り、どこか懐かしい風景と出会うのもよさそうですね。
宮古島へのアクセス








