九州・沖縄の島々

久米島

久米島(沖縄県)VOL.5 (2009.9.1)


〜マリンブルーのビーチが続く魅惑の楽園〜
久米島地図久米島は那覇市からおよそ西方100キロメートルの東シナ海上に位置し、那覇空港からは飛行機でわずか35分。久米島本島を中心に奥武島、オーハ島の有人離島と鳥島・硫黄鳥島などの無人島で構成されています。
火成岩でできた山の多い地形ですが、中央部から海岸部にかけては緩やかな傾斜地で湧き水が豊富なため、古くから稲作が行なわれていたそうです。島の南東部には白砂とマリンブルーの海が広がる美しい海岸線が続き、豊かで美しい自然に恵まれた島全体が県立自然公園に指定されています。
"球美の島"と讃えられた美しい島
位置古来、豊かな自然に恵まれた久米島は「琉球一美しい」の意を持つ“球美(くみ)の島”と呼ばれてきました。久米島が日本の歴史書に初めて登場したのは「続日本紀」。714年(和銅7年)に球美の人が奈良を訪れたという記述が残っているそうです。
沖縄が琉球王国だった時代には中国をはじめ日本や東南アジアなどと貿易を行ない、久米島はその寄港地として栄えました。中国などとさまざまな文化交流もあり、当時の歴史を伝える文化財や史跡などが今も島のあちこちに。国指定重要文化財になっている「上江洲家」は琉球王朝時代の地頭の家。1750年頃に建てられたもので、周囲を立派な石垣で囲み、いくつもの座敷やかまどのある台所、豚舎など当時の暮らしを彷彿とさせる家屋がそのまま残されています。このほかに具志川城跡、宇江城城跡など琉球王朝時代の繁栄を物語る史跡も。こうした島の歴史、文化などを知るなら「久米島自然文化センター」へ。久米島のことを学んでから島めぐりにでかけると、いっそう島の奥深さが感じられることでしょう。
東洋一の長さと美しさを誇る砂洲
ハテの浜空撮久米島で1番の見どころといえば、島の東の沖合7キロメートルの洋上に横たわる砂洲。真っ白な砂浜の周りに360度見渡す限りの海が広がります。サンゴでできた真っ白な砂浜が全長11キロメートルにも渡って続き、その長さ・美しさは東洋一と称されるほど。細長く伸びる「メーヌ浜」「ナカノ浜」「はての浜」の3つの砂洲からなり、それらは総称して「ハテの浜」と呼ばれています。真っ白な砂浜と底まで透けて見えるほど透明度の高いマリンブルーの海は、まさに南の楽園といった風情。「ハテの浜」へは泊フィッシャリーナから渡し船などでおよそ20分。ここでは海水浴、シュノーケリング、ダイビングなど海の魅力を満喫できる楽しみ方がたくさんあります。
島の南東部に広がる「イーフビーチ」も島の代表的な海岸のひとつ。きめ細かで真っ白な砂浜とマリンブルーの海が2キロメートルも続く美しいビーチの周辺は、リゾートホテル、民宿、飲食店などが立ち並ぶ人気のリゾート地となっています。
ハテの浜

極上の癒しと出会える小さな島
久米島ウミガメ館久米島本島から橋でつながっている小さな島「奥武島」にはウミガメと出会えるスポットも。「久米島ウミガメ館」は大水槽の中をゆったりと泳ぐウミガメの見学や絶滅の危機にさらされている貴重なウミガメの生態を学ぶことのできる施設です。2000点以上の久米島の貝類も展示されています。また、この島には直径1〜2メートルの亀の甲羅のような形をした岩が連なる珍しい海岸もあり、「畳石」と呼ばれる名所となっています。 近年、ミネラルを豊富に含む海洋深層水の開発が行なわれている久米島。奥武島には海洋深層水を利用した癒しの空間「バーデハウス久米島」があります。“バーデハウス”とはドイツ語で温浴施設のこと。ドイツの伝統的な温泉湯治館をモデルに作られたスパリゾートで、100パーセント海洋深層水を使っているのが最大の特徴とか。 バーデハウス久米島健康増進効果が期待できるプールゾーン、リラクゼーション効果があるスパ・サウナゾーン、ボディトリートメントやホットストーンセラピーなどが受けられるトリートメントゾーン、久米島の美しい海を楽しめる屋外のジャグジーなど極上の癒しメニューが用意されています。
久米島を楽しむ体験メニューがいっぱい
周囲48キロメートルという小ぢんまりとした島ながら、ここには島を楽しむためのさまざまな体験メニューがいっぱい。各マリンショップやホテルなどではダイビング、シュノーケリング、ボート、釣りなど美しい海を満喫する体験メニューをふんだんに用意しており、初心者からベテランまで安心して楽しむことができます。
久米島紬反物「あじまー館」はここだけで島の文化や食、自然などを体感できる体験交流施設。島の食材を使って島のお母さんたちが作った家庭料理が食べられる「あんまー食堂」、島の職人の手による島の工芸品や特産品を買える「島むんショップ」などのほか、島んちゅと一緒に楽しめる9つの体験プログラムが待っています。シーカヤック散策、自然林散策など久米島の豊かな自然と触れ合える体験や、三線(サンシン)、伝統工芸体験(絣織り)、沖縄お菓子づくりなど久米島の文化や伝統に触れる体験など盛りだくさんです。
伝統的な製法で作られた泡盛、車エビ、トロピカルフルーツといった特産品も見逃せませんね。また、久米島では地域事業者が連携して食物アレルギーの対応を行なっているそう。観光協会内に食物アレルギー対応事務局を置き、久米島でのアレルギー対応について情報提供や旅行のサポートをしてくれます。誰にでも安心して島を楽しんでもらいたいというおもてなしの心がうれしいですね。
久米島へのアクセス
各種アクセス ■お問い合せ 久米島観光協会   TEL:098-985-7115
http://www.kanko-kumejima.com